サッカー選手  デイヴィット・ベッカム(イングランド)



サッカーのワールドカップで日本人女性を魅了した選手。とにかくかっこいい。同姓の私もほれぼれするぐらいのいい男。私もピアスをして、あの髪型にしようかと思ってしまった。

かっこよすぎてなんとなく鼻につく感もあるが(ひがみだと思う)、この4年間の彼の生きざまを知ると心もかっこよく、素敵なことに気づく。

TBSテレビの「ZONE」という番組で8分間の特集があった。それを見たらファンになってしまった。

内容はこうだ。

4年前のワールドカップのベスト16でアルゼンチンと戦った。その時、不用意なファールでレッドカードをもらい一発退場となってしまった。結局、その試合負けてしまう。イングランドの世論は、「10人のライオンと1人の愚か者」と大バッシング。母国に帰れない状態になってしまう。しかし、新しい監督が、ベッカムのプレーのすばらしさを認め,主将とする。そしてヨーロッパ最終予選苦しみ抜いて勝ちぬき,本大会の切符を手にするのである。とくに,突破がかかったギリシャ戦の後半ロスタイムでのフリーキックの映像が圧巻である。感動が体中を駆け抜けた。

また、今大会ブラジル戦に負けた後のコメントもかっこいい。あの試合、キーパーのミスで負けたと世論は言っているがどう思うかという質問に対し,彼はこう答えている(朝日新聞)。

「そんなことがあったら悲しい。あれは彼のミスではない。彼は、間違えなく世界レベルのキーパーだ。」こう仲間をほめたたえている。

彼のどん底からはいあがる姿、まわりへのやさしさなどを伝えたくて授業をデザインしてみた。このベッカムの心の美しさを「心美人」と私は表現した。副読本もいいが、タイムリーな内容で子ども達に人気のある人物を使うことは、興味を引くという点において有効である。

 

※ 主な指示,発問を紹介する。

T 簡単なベッカムの紹介(写真)

U ZONEのビデオ(バッシングを受けたところまで)
     
発問@ バッシングするイングランド人を見てどう思いますか。
     発問A 友達の失敗を見た時,どうしていましたか。バッシングしたイングランド人と比          較して考えましょう。


V ZONEのビデオ(予選突破の過程)
   
  発問B なぜ、ベッカムはバッシングに負けなかったのでしょう。

W 今大会のブラジル戦でのロナウジーニョのフリーキックのビデオ
     
発問C キーパーのミスで負けたと世論は言っているがどう思うかという質問に対し,          彼はなんと答えたのでしょう。

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