４４　バトルチップ

５年　　　おもりのはたらき　

「衝突」の学習の定着を図るためのものづくり

バトルチップとは、衝突の学習の導入に使う現代風おはじきです。

この単元は、おもりのスピードと重さが衝突ダメージに関係していることを実験で証明するところです。バトルチップは、実験に入る前の導入でそのことを体感させるのに有効なゲームです。作り方も簡単、ルールも単純明快。短時間で終わることからクラスでブームとなります。

作り方（１人２個作る）

①   　工作用紙（板目画用紙）に右の型紙（１目盛り１ｃｍ）を描き、切り抜く。

②   　絵や字などを書き、オリジナル感を出させる。

③   　一つには、クリップ２個、一つには石など重いものを入れる。

（私は、１００円均一の店で売っている金魚鉢に入れる石を用いた）

①   　直方体に組み立て、テープでまわりをとめる。

ルール（２人以上で対決）

　　先に相手のチップ２個を机の上からはじき落とした方が勝ち。

① 　机の上に２個のバトルチップを置く。

② 　先攻・後攻をじゃんけんで決める。

③ 　先攻は、自分の２つのうち一つをはじき相手のチップを机から落とす。

④ 　落とせなかったら、相手の攻撃となる。

⑤ 　落とせたらもう一回できる。

以下、先に２つのチップが落とされたら負けとなる。

※相手を落としたが、自分も落ちてしまった時は、相手は机の上にもどし、自分は落ちたことになるルールとします。このことで、無鉄砲な攻撃がなくなります。

※重いチップと軽いチップの攻撃力には違いがあるかな」などの発問をし、重さと攻撃力をつなげさせるようにしまう。　

※やっていくうちに、場所やルールを子ども達は考えていきますのでどんどん認めてあげましょう。

※積んでペンなどで衝撃を加えると「だるま落とし」にもなります。

※形もいろいろ作らせると算数の展開図の学習にもつながります。

いろいろと応用できるアイテムです。